協議会メンバー紹介
NPO法人三国湊魅力づくりプロジェクト
- 住所/電話番号
- 福井県坂井市三国町北本町4-5-5
- 代表者名
- 代表者名 西澤弘之
- 設立年
- 2006年2月
- 構成人数
- 10人
- 事業・活動内容
- 事業・活動内容
次に掲げる種類の特定非営利活動
(1)まちづくりの推進を図る活動
(2) 学術、文化、芸術またはスポーツの振興を図る活動
(3) 環境の保全を図る活動
(4) 経済活動の活性化を図る活動
(5) 前各号に掲げる活動を行なう団体の運営または活動に対する連絡、助言または援助の活動
- HPアドレス
- http://www.mikuni-minato.jp
自己紹介
福井県坂井市三国町にて、地域住民や来街者に対して地域の魅力を発信する事業を行っています。各種の文化イベントの実施事業、三国湊地区を中心とした活性化に関する事業、自然環境の保全と啓蒙に関する事業などがあります。 自営業者や農業者、公務員などにより構成されています。
「あわら三国もりもりバイオマス」は、副理事の山崎一之が担当します。40年ほど前、福井県坂井市三国町に移り住み、開拓農業をはじめました。おけら牧場を経営し、牛の繁殖と飼育・育成と地ドリ養鶏を軸に、無農薬の合鴨米や野菜などをつくっています。また、おけら牧場の敷地内に、農業施設のログハウス「ラーバンの森」をつくり、農の研修、おけら塾の主催など、地域循環型社会に向けての実践活動を行っています。近年は三国湊の地域事業に参加し、「ジェラート&スイーツ カルナ」も経営しています。
プロジェクトに参加した理由
私はもともと自然エネルギーに興味がありました。自分の牧場で風呂を沸かすとき、ごはんを炊くとき、パンを焼くときに、かまどを使って自然の力を利用しています。できるだけ自然の力で自給自足を実現させようと生活しています。また里山の保全にも関わっています。プロジェクトに参加したのは、事業の事務局をやっているPTPから誘われたことがきっかけです。
日本の森は荒廃しています。木材の輸入自由化によって、海外から木材が安く入ってくるようになり、日本の森に植えるだけ植えられた木は行き場を失ってしまいました。アフターケアができていないことが問題だと思っています。この事業で、森林チップや間伐材を有効活用して、森がもっと人に使われるようなシステムづくりがされると良いと思い、賛同して参加しました。
自分の牧場の仕事をすることで精いっぱいなので、プロジェクトとして私がなにかやることは考えていませんが、呼んでもらえれば言って話をすることは出来ます。
木質バイオマスエネルギーについて
世の中、楽な生活に慣れすぎています。インターネットで買い物をすれば、どんな田舎に住んでいても、一番安いものを誰にも会わずに翌日に手に入れられます。そうした裏側で環境が汚れていくことに無自覚であり、そうした風潮が世界中に広がっていることが問題です。
このまま地方経済が衰退して消滅すれば、国家としての日本がなりたたなくなるので危惧しています。そうなると都会にも人がいなくなるでしょう。こうした都会にとっても大きな問題を解決できるツールとして、エネルギーの自給自足としての木質バイオマスがあると思い、期待しています。
地方経済が厳しい背景には、大企業が海外進出していることがあります。国もそれを後押ししています。すこしでも悪くならないように、買い物は地元の商店を利用して経済を回したり、企業を誘致して地方にお金が落ちるシステムを作ったりすることが大切です。また、教育も大事です。いま行われているのは、農家や林業家を作る教育ではなくサラリーマンを生み出すものであり、その道を外れれば落ちこぼれとされてしまう社会の風潮があると思います。
プロジェクトへの思い
本気で山、川、海の環境づくりをするには時間が掛かります。この事業は3年で終了してしまいますが、この事業だけで終わらせないように、国に働きかけながら横の動きを広げて成功例としなければいけません。そのためには、もっと長期間やることに意義があるのではないでしょうか。
三国に遊びに来てください。山、川、海、食べ物商売が一つになるように、見てください。