協議会メンバー紹介
株式会社芦原国際ホテル美松
- 住所/電話番号
- 〒910-4105 福井県あわら市舟津26-10
TEL.0776-77-2600 - 代表者名
- 前田 健二
- 設立年
- 1969年
- 構成人数
- 65人
- 事業・活動内容
- 宿泊業
- HPアドレス
- http://www.mimatu.net
自己紹介
弊社はあわら温泉にて「湯めぐりと回廊庭園の宿 美松」を運営し、宿泊業を営んでおります。従業員65人です。当プロジェクトは、施設管理部の岡田と、営業部フロント課の阪本が担当します。
プロジェクトに参加した理由
弊社社長の前田があわら市観光協会会長であったことから声をかけていただき、趣旨に賛同しました。エネルギーの地産地消や地域循環型社会の実現は観光協会でも取り組んでいたことであり、この事業の重要性を感じました。
化石燃料からの脱却は国策でもあり、今後の日本の発展に欠かせないものです。また、伐採は森を守ることにもつながり、ひいては水を守ることにもなります。そうした事業は困難も多く頓挫しがちですが、できない理由を話し合うのではなく、失敗しながらでも一歩一歩前に進みたいです。
設置施設側を担当する副理事長として、現場の意見を反映し、成功に結び付けたいです。また、協会として広報に努め、この事業を観光にも生かし、「観光まちづくり」を推進していきます。
木質バイオマスエネルギーについて
石油支配からの脱却がいま必要です。石油は便利な資源なので、暮らしに多くの利便性や経済効果をもたらしてくれています。しかし、一つの資源に頼るのは非常に危険ですし、全てのエネルギー利用には長所と短所があります。多種多様なるエネルギー源を持つことは重要で、それぞれの長所を生かしながら短所を補い、ベストミックスさせていくべきではないでしょうか。資源が少ない日本国土において木質バイオマスエネルギーの取り組みは重要であり、早急な構築が望まれています。
木質バイオマスエネルギー事業は、日本国土を守ることにつながると思っています。森林の重要性は言うまでもなく、その中身についてあまり広く語られることは少ないと思います。この取り組みが新しいエネルギー源の確保につながることはもとより、地域循環型社会の実現を目指し、日本の国土は私たち日本人が守るという当たり前のことに日本人が気づき実行していく一歩になればと願っています。
地域の活力とは何でしょうか?産業の発展でしょうか?農業の発展でしょうか?地域で生み育てた子供(人財)が、学校を卒業後に都会に就職する。そうすると地方の過疎化は止まらず、都会一極集中が加速します。地方の高齢化はさらに加速し、しまいには地方で子育てをする若い世代も少なくなるので、日本の人口減少が止まらなくなります。都会で三世代同居などできるはずもなく、気づいた時には日本の消費力・生産力も落ちています。地方で生み育て暮らしていくためには、雇用があり、生きがいを持てることが重要です。家族という一番大事な形を保つことができ、人間にとって必要な衣食住が安定的にある社会の実現が大切です。そのためには、まずは原点回帰し、自然の恵みを生かした生活を取り戻すことが必要なのではないでしょうか。
プロジェクトへの思い
自然を守ること。自然を生かすこと。自然の恵みを受けながら生きることの重要性は、現代社会のさまざまな病理を打ち消すことにもつながり、私達に生きがいをもたらしてくれます。近代的な生活を否定するものではありません。失ってしまったら取り戻すことが容易ではない自然の力を再認識し、生活に組み入れていくことが重要です。日本という素晴らしい国土を守れるのは、機械ではありません。私たち人間です。幸福度日本一の福井県で、「感幸地」を目指して、自然豊かな、自然と共存する地域循環型社会を実現しましょう。その一歩が「木質バイオマスエネルギー」なのです。
事業を進めるうえで、短所にぶつかった時に真正面からとらえて乗り越えられるだけの思いと力、共通認識が大事です。協議会メンバー全員がリスクを負う覚悟を持てるかどうかだと思います。日本の国土・水を守る森林組合のみなさまとつながりを深め、地域の発展につなげたいです。みんなで地域循環型社会の実現に向けて頑張りましょう。
私たちの取り組みが、日本の今後を考えるきっかけになれば幸いです。自然は大きな力を持っていますが、生かしきっていないのです。生かしていないどころか、壊れてきています。エネルギーは私たちの生活に欠かせません。誰かが与えてくれるものではなく、私たちが創造しなければなりません。一緒に考えましょう。