事業内容

設立経緯と目的

安定・安価な「民間による地域熱供給事業会社」

もりもりバイオマス株式会社は、環境省・林野庁の事業採択を受け2014年度より開始した実証事業「あわら三国もりもりバイオマス(あわら三国木質バイオマスエネルギー事業協議会)」の3年間の活動で得られた事業ノウハウを引き継ぎ、民間事業として運営してゆくために設立されました。「地球に優しい地産地消の熱エネルギー」を安定・安価で提供し続けることを目的とし、あわせて、あわら三国エリアでの木質バイオマス熱エネルギー利用システムの普及促進を目指します。

設備投資なしに木質ボイラの熱を利用できる

  1. もりもりバイオマス株式会社が木質ボイラを所有し、設置から木質燃料の供給、メンテナンスまでを一括して行います。
  2. 需要者は使用した分の「熱」を購入します。

これにより需要者は設備投資なしに木質ボイラの熱を利用できます。

もりもりバイオマス株式会社の取組

木質バイオマスエネルギーの有効活用

日本は国土の約7割を森林面積で占め、先進国の中でも有数の森林大国です。しかし現在、豊かな森林資源は十分に活かされず、森の高齢化、荒廃化が進んでいます。そのため当事業では、地元の未利用間伐材などを有効に利用します。
具体的には木材等を切削してつくったチップやペレットを燃料とする温水ボイラを「グランディア芳泉」「あわら温泉美松」「三国観光ホテル」に導入し、シャワー・給湯・暖房などの熱源として利用します。

地産地消と林業活性化

燃料は坂井森林組合の「WOODバイオマスセンターさかい」で生産したものを使用し、原料調達から熱供給、消費までを地域の中で行う地産地消システムを確立しました。
森林資源を活用することで森林の更新につながり、林業が活性化し、新たな地域雇用が生まれます。

私たちは一定品質の燃料の安定調達・木質ボイラ導入コストの低減・地域づくりの促進に取り組みます。

熱供給先一覧

グランディア芳泉1号機「ヴァルト」

 

メーカー:巴商会(日本)
製品名:ENER-D200A
出力:200kW

グランディア芳泉2号機

メーカー:巴商会(日本)
製品名:ENER-D300A
出力:300kW

あわら温泉美松「スンリン」「ナヘル」

メーカー:KWB(オーストリア)
製品名:パワーファイア
出力:600kW(300kW×2台)

三国オーシャンリゾート&ホテル「シルワ」「ウータン」

 

メーカー:KWB(オーストリア)
製品名:マルチファイア
出力:240kW(120kW×2台)