足羽三山のSATOYAMAを守る会
足羽山・八幡山の竹林整備
足羽三山の竹林整備で、山の貴重な植生を守り、
山の自然環境の意識向上に取り組むプロジェクト
企画名 | 足羽山・八幡山の竹林整備 |
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開催地 | 足羽山、八幡山(福井市) |
開催時期 | 平成27年10月〜平成28年10月 |
主催 | 足羽三山のSATOYAMAを守る会 |
連絡担当者TEL | 0776-20-5398 |
連絡担当者MAIL | kankyo@city.fukui.lg.jp |
団体URL | http://www.city.fukui.lg.jp/kurasi/kankyo/torikumi/satoyama.html |
- 団体プロフィール
- 多様な動植物との出会いを四季折々に楽しむことができる魅力的な都市部の里山である足羽三山の自然保護・再生に賛同する事業者・団体で「足羽三山のSATOYAMAを守る会」を平成25年7月に結成。
平成25年から足羽山と八幡山で竹林整備を実施しており、毎回約 80名が参加している。 - 企画趣旨・概要
- 足羽三山の竹林は、竹の需要減少により荒廃林が増えている。竹林整備をすることで山の貴重な植生を守る。参加者を集めて竹林整備活動を行うことで、市民、特に近隣住民に対して山の自然環境に意識を向けてもらう。伐採した竹は、竹のおもちゃづくり、市有施設の竹垣などに有効活用している。
- プログラム内容
- 平成27年10月10日 福井市環境フェアへの出展
平成27年10月17日 足羽山・八幡山の竹林整備
平成28年4月 足羽山の竹林整備
平成28年10月 福井市環境フェア出展、足羽山・八幡山の竹林整備
H27 秋季の竹林整備を実施しました!
10月17日(土) H27 秋季 竹林整備
内 容 山の豊かな生態系を守るため、 足羽山及び八幡山の竹林を整備しました。
日 時 平成27年10月17日(土) 9:00~11:45
会 場 足羽山(三軒茶屋の付近)、八幡山(月見広場の付近)
参加者 約80名
参 考 伐採した竹の一部は、「あわら灯源郷」(開催日:12/12、13)で活用されます。(あわら灯源郷については、こちら)
中間報告 平成27年10月~平成28年2月
平成27年度も多くのボランティアの協力により、無事に竹林整備が終了しました。
竹林整備は3回目のため、山の作業に慣れた方は初参加の方に教えながら作業を指揮しており、効率よく整備活動が進行しました。 日差しを遮っていた竹が減少することで山が明るくなり、気持ちよく散策できるようになりました。
また、日射量が増えたことで、これまで見られなかった草花が育成して観察できるようになると思います。日頃より、足羽三山を散歩される方には、周辺の植物の変化を楽しんで欲しいです。 今後も「市民の里山」として足羽三山を
次世代に引き継いでいくために、市民参加による足羽三山の整備活動を進めるほか、他の団体と連携して足羽三山の生物多様性の保全活動の意義と効果をPRしていきます。
平成28年 春季竹林整備 を実施しました!
- 内 容 秋季の竹林整備のための準備活動。(1)若竹の伐採、(2)雪折れした樹木及び竹の集積、(3)竹林の清掃
- 日 時 平成28年4月16日(土) 9:00~11:00
- 会 場 足羽山(三軒茶屋の付近)
- 参加者 57名
- 成 果 多くの参加者のおかげで当初の目的であった若竹の伐採、雪折れした樹木及び竹の集積、竹林の清掃を効率的に行うことができました。 また、これまでの活動により日当たりがよくなった場所にシャガが群生していました。
今年度予定 日程が決定次第告知します。
平成28年10月 福井市環境フェア出展
平成28年10月 足羽山・八幡山の竹林整備
最終報告/総括
これまでの我々の活動で、竹林整備を行った足羽山及び八幡山の状況は大きく変化した。特に、足羽山では日当たりが良くなりシャガ、カタクリなどが生えてくるなどの目に見えた変化が見られた。
この活動を開始した当初は、主催者も含め参加者全員が手探りな状況であったが、回数を重ねるごとに活動当初から参加されている方がリーダーとなって作業を主導するようになり、作業効率も向上している。
今後の課題は大きく分けて2つあると考えている。1つはどのような形でこの活動を継続していくかである。竹の生命力は強く、このような定期的な活動をしていかなければ、すぐにでも元の鬱蒼とした竹林に戻ってしまう。もう1つは、現在の竹林整備をしている場所が足羽三山の一部に過ぎないであることである。足羽三山には竹林が広がっており、その多くは民有地である。地主の高齢化や相続人の無関心により今後も広がっていく可能性があることである。
当団体の活動が今後も更なる発展をすることで、これら課題の解決の一助となればと考えている。また、竹林整備活動の参加者は里山保全活動に対する関心が高く、この活動で培った経験を糧に地元での活躍も期待される。