もりもりプロジェクト企画公募では、森林や里山、エネルギーをテーマに、
森と地域、人がつながることで、新しい価値を創造していく素敵な活動を募集します。
身近にある森をもりもり活用・PRして、森との共生に取り組みませんか。
Aタイプ・・・100万円
一般社団法人 伊自良の里振興協会 「みやま木づかいプロジェクト」
Bタイプ・・・50万円
未来ビレッジJAPAN 「里山エネルギーわいわい自給プロジェクト♪」
Cタイプ・・・10万円
ふくい森の子自然学校 「かみあじみ森の喫茶店(秋・春)」
あわらの自然を愛する会 「うらが在所の自然林にあるお宝を守り育て、そして遺そう!!」
福井グッド・トイ委員会 ふくい支部 「地域材を使った木のおもちゃ たまご温泉」
足羽三山のSATOYAMAを守る会 「足羽山・八幡山の竹林整備」
NPO法人 里豊夢わかさ 「ふれて学ぶ自然体験活動」
九頭竜森といずみの纏実行委員会 「チェンソーアート大会「森といずみの纏2016」」
- もりもりプロジェクトの全体講評
- 共創による森林の利活用に向けて
- 2015年9月
もりもりプロジェクト企画公募 選考委員長
福井県立大学 地域経済研究所 講師 江川誠一 -
様々な団体からの幅広い分野に渡る提案が寄せられた。このことは、もりもりプロジェクトの狙いが、各団体における課題と合致していることを意味するとともに、この領域における本県の潜在力の高さを大いに感じさせるものである。応募者に感謝を申し上げるとともに、今後に向けて事務局もまた大いに励まされたことを、まずもってお伝えしたい。
森林の利活用にあたっては、川上から川下の各分野におけるそれぞれの取り組みが重要であることは言うまでもない。応募された団体は、それぞれのフィールドにおいて地に足のついた活動を既に実施してきており、積極的な取り組みの継続を期待したい。また、多くの応募プロジェクトは、団体の全体ビジョンに基づいた日頃の活動をベースとし、そのなかから課題を見出した上で必要なプロジェクトとして応募をいただいている。特に、採択されたプロジェクトはこの観点において明確な主張がなされていた。
森林との共生には、提案の一部にみられたように、川上から川下までの連携も極めて重要である。幅広い市民の継続的な参加と本質的理解を進めるためにも、この視点は欠かせない。森林資源がどのように生まれ、育ち、加工され、そして最終的に製品やエネルギーとしてどのように利活用されるのかを知ることにより、総合的な理解が進むとともにストーリー性のあるものとして記憶に定着する。
選考を通じて、各団体のスタートアップに係る支援とともに、団体間の連携に対する支援についても必要性が高いのではないかということを感じた。「各団体が得意な分野をいかしつつ互いに連携することで、川上から川下までをカバーした総合的な活動が生まれる。そしてノウハウが共有され、有機的なつながりが相乗効果を生み、幅広い市民の共感のなかで次のリーダーが生まれる。」このような共創による森林の利活用を、もりもりプロジェクトは目指したい。当プロジェクトへの関心・応募・実施を契機に、多くの場所で新たな気付きが生まれ、そして様々な連携が一層進んでいくことを期待する。
- 森林、里山、エネルギーなどをテーマ・フィールドに活動し、森林利活用について広く住民の理解を促進するプロジェクト企画
- 福井県内をフィールドに2015年9月中旬から2016年12月までに実施されるもの
Aタイプ・Bタイプ
テーマ「森林とエネルギー」
森林・里山の資源をエネルギーとして活用する循環型地域を創出し、持続を目指すプロジェクト企画
- Aタイププロジェクト 100万円・・・全7プロジェクトの応募中 採択数1プロジェクト
- Bタイププロジェクト 50万円・・・全3プロジェクトの応募中 採択数1プロジェクト
Cタイプ
テーマ「森林との共生」
「森林との共生」について、新たな価値を創造したり、理解促進の裾野を広げるプロジェクト企画
- Cタイププロジェクト 10万円・・・全11プロジェクトの応募中 採択数9プロジェクト
あわら三国もりもりバイオマス事業の趣旨に賛同する、市民グループ、NPOなど地域活動団体またはこれに準ずる任意団体
- 営利を目的にしない活動団体であれば、法人格の有無は問いません。
- 何らかの市民活動を目的に組織された実行委員会や里山や森をフィールドに活動している市民グループなど。
- 福井県内をフィールドにするプロジェクトであれば、福井県内の団体に限りません。
- 複数の団体が連携して、一つの企画を応募いただくこともできます。
- 一つの応募団体につき、提案は1プロジェクトとします。タイプ毎の提案もできません。
- 安全危機管理講習会に参加できる事。
- 2017年1月に開催予定のプロジェクト報告・交流会に参加できる事。
プロジェクト実施期間:2015年9月中旬→2016年12月
選考方法
専門家・有識者等による選考委員会において、書類やプレゼンテーションによって選考しました。
- Aタイプ・Bタイプ 支援プロジェクト
- 書類選考にて選抜された計画書をもとに8月24日(月)に公開プレゼンテーションにおいて選考しました。
- Cタイプ 支援プロジェクト
- 書類選考を行いました。
スケジュール
2015年8月10日(月) | 応募締切 |
---|---|
2015年8月24日(月) | 公開プレゼンテーション・選考委員会 |
2015年8月末 | 結果発表(応募団体にメール等で通知) |
2015年9月5日(土) または9月6日(日) |
採択契約等の打合せ及び安全管理危機講習会 |
2015年9月中旬→2016年12月 | プロジェクト実施期間 |
2016年3月1日 | 中間報告書提出 |
2017年1月 | プロジェクト報告・交流会 |
- 日時
- 8月24日(月)10:00〜13:30(9:30受付開始/入退場自由)
- 会場
- 福井新聞社1F プレス21(福井県福井市大和田2丁目801)
- 選考基準
- ・公募テーマ、各タイプ毎のテーマの理解・妥当性
・提案プロジェクトの開催趣旨(コンセプト)の妥当性
・提案プロジェクト開催の社会的波及効果
・提案プロジェクトの実現可能性(スケジュール・予算・スタッフ等)
・提案プロジェクトの新規性、ユニーク性
・提案プロジェクトの継続・発展性
- 江川 誠一
- 福井県立大学 地域経済研究所 講師
1967年1月5日、福井県坂井市坂井町生まれ
京都大学工学部卒 - シンクタンクおよびコンサルタント勤務を経て、2010年より現職。観光振興・地域振興、政策評価・事業効果、協働のまちづくり、高速交通体系とまちづくり、防災まちづくり等が専門。自治体や団体等における各種委員会や講演等を通じた地域貢献活動を多数実施するとともに、テレビでもコメンテーターとして何度か出演。
- 竹部 美樹
- NPO法人エル・コミュニティ 代表
- 東京のITベンチャー企業、新卒採用ブランドコンサルティング企業で働いた後、2008年から地元鯖江市にて鯖江市地域活性化プランコンテストを開催。若者が活躍できるフィールドを地元学生と共に作る活動や、鯖江市による「オープンデータ」の取り組みなどをコーディネート。全国から注目される「鯖江モデル」のコーディネーターとして活躍中。
- 内田 友紀
- 株式会社リ・パブリック 共同代表
- 早稲田大学理工学部建築学科卒業。株式会社リクルートにてメディアプロデューサーとして従事したのち、2012年イタリア・フェラーラ大学大学院Master Eco-Polisに留学しSustainable City Designを専攻。イタリア・チリ・ブラジル・ ベトナム等で地域計画プロジェクトに携わる。
同年ブラジル州政府の都市開発局にインターンシップ参加。国連サステナブル・シティ・アライアンスの州適用に向けた事業に携わる。また、2012年より参加型ガイドブック「福井人」制作プロジェクトに発起人として参画。
2014年よりThink/Do tankの株式会社リ・パブリック共同代表。セクターを超えて地域/企業/大学などとともに、イノベーションエコシステム構築等の事業に携わる。主なプロジェクトとして、福岡にて都市課題を扱うインキュベーションプログラムを設計・実施している。